英語学習のため、英語版(原書)と日本語版で読んだおすすめの本

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英語版だけで完全に理解できればよいですが、結構難しいので、日本語版で読んだ後に原書の英語版を読む様にしています。

すべての本が日本語訳が出ているわけでもないので、私が過去にに日英で読んだ本をご紹介します。どなたかのご参考になればうれしいです。


【原書】Daniel Keyes:Flowers for Algernon
ダニエル キイス:アルジャーノンに花束を

【感想】
日本語版は小学生の頃に読んでいてとても好きな本なので、すらすらと読めるだろうと思っていたのですが・・・。実は原書を2年くらいかけて読んでいます。

やや苦戦してる点としては、物語が知的障害をもつ主人公チャーリーの日記により展開していくので、特に初期から中盤にかけての日記の文章の間違いの多さ、つたなさにあります。

徐々に知的レベルの向上と共に文章も巧みになっていきますので、今ようやく読みづらさがなくなってきたところです。


【原書】Paulo Coelho:By the River Piedra I Sat Down and Wept
パウロ・コエーリョ:ピエドラ川のほとりで私は泣いた

【感想】
すごく昔のことですが、はじめて原書で読んだ本です。物語がシンプルで英語が難しくなかったので、比較的簡単に読めてうれしかったのを覚えています。特に電車の中でも原書をパラパラとめくれることが当時ちょっとうれしかった。
彼の本は3冊しか読んだことはありませんが、どの本も宗教的な要素が強い印象です。(私はけっこう好きです)


【原書】Kurt Vonnegut, Jr.:The Sirens of Titan
カート ヴォネガット ジュニア:タイタンの幼女

【感想】
日本語版を読んだからと言って、英語版が簡単に読めるかというと、そうでもなくやや複雑でした。SFなので、なお更に英語版での理解が難しいなーと思いました。


【原書】Miranda July:No One Belongs Here More than You
ミランダ・ジュライ:いちばんここに似合う人

【感想】
岸本佐知子さんの訳が最高です。
ミランダ・ジュライのその他の本もすべて読んでいますが、この方でなかったら日本語版は大分別のものになると思います。
岸本佐知子さんの本も読んでみましたが、私はミランダ・ジュライの訳で読む岸本佐知子さんが好きみたいです(岸本さんごめんなさい)


【原書】Miranda July:It Chooses You
ミランダ・ジュライ:あなたを選んでくれるもの

【感想】
ミランダ・ジュライがフリーペーパーに広告を出している人たちに会いに行くノンフィクション作品なのですが、不思議なものを広告に出している人たちの日常の風景とミランダジュライの観察力、尊敬をやや欠いた描写が興味深く本として、物凄く面白いです。(よくよく考えると結構ひどいな、と思ったりしますが)英語も細かい部分は置いておき、すらすらと読み進められます。