パクチャヌク監督の映画「お嬢さん」見てきました。※ネタバレ無し

 

ふんわりな感想になりますが、とにかくとても面白かった!です。

原作はSarah Watersというウェールズ出身の作家の書いた「Finger smith」という小説です。(邦題:「荊の城」)

この小説自体が既に有名な作品で、TVドラマや映画化もされています。
(彼女の他の作品もいくつか映画化されていますね)



で、パクチャヌクがそれを監督するとどんな風になるのかというと、
彼の変態性、アーティスティックな感性、そして巧みな構成が加わり「もう、さすがやな」って感じでエンドロールが流れ出した瞬間は、思わず大きく拍手をしてしまいそうでした。

下記記事によると、映画際では8分間のスタンディングオーベーションだったとのことです。


パクチャヌク監督といえば「オールドボーイ」が最も有名な作品ではないでしょうか。

前作の「イノセントガーデン」では、ハリウッド作品ということもあって「これ本当にチャヌク?」と思うくらい、彼のまた違った世界観を見させてくれましたが、本作は「オールドボーイ」に近い印象をうけました。

かなり過激描写が多いので(映画はR18指定)好みでない人もいるかもしれませんが、
「パクチャヌク」「Fingersmith」というキーワードで少しでも「!」となる人には絶対おすすめの作品です。